


川崎 0
大宮 3=20奥野、28トニーニョ、87安藤正
退場)76トゥット
・言わずと知れた川崎のJ1昇格戦、5万枚ビラ撒き大作戦をはじめ、煽りに煽って集めた客の数約2万。普段はいないマスコミもこの日は多数現れ、舞台は全て整った!
・しかし、その結末は・・・
・今となっては全てがタラレバだけど、勝ち点の圧倒的なリード、等々力不敗神話、2位の呪いを背景に、皆が足元を見ることを忘れ、浮き足立っていたんじゃないかと。去年あれほど思い知ったはずのMind−1の精神はこの試合にはなかった。もちろんオレもだ・・・
・開門前から試合開始直前の様子はリアルタイム版でどーぞ。
・スタジアムを1周する入場待ちの列なんて、等々力史上稀に見る異空間ぶりだった。ただ、普段はやらない持ち物検査をこの日は実施していて、それが異常に時間がかかっていた。半分人災的な面もあるのでは?今日はじめて来た一見さん、こんなんが当たり前とかと思って次は来てくれないんじゃないか・・
・市長が、哲さんがGゾーン前でトラメガを握り、吉原はアップ前に胸を拳でたたき勝利を誓い、極めつけは選手紹介画像!降格以来の苦闘の歴史を綴り、締めの言葉は「good bye J2」!お、思わず涙が・・・
・でも、これもタラレバだけど、あまりの独走ぶりにいつの間にみんなJ2を軽く見始めてたんだな。もちろんオレも含めて。その象徴が「good bye J2」って文句だったんだと思ったりもする。負けたからこそ思うのだけど。
・川崎先発=吉原/佐原・箕輪・宏樹/長橋・憲剛・ベティ・木村・今野/マルクス・我那覇・・前節と変わらず
・大宮先発=荒谷/西村・奥野・トニーニョ・富田/安藤正・デヴィ・金澤・久永/トゥット・森田・・デヴィッドソン純マーカス、電光掲示板の幅取り杉
・今日の内容に行く前に、前節甲府戦での川崎のサッカーをおさらい。
・ジュニ・アウグストが出場停止=ひとりで突破でき、前線で球を持てる選手がいない。
・早くボールを動かし、自慢のパスワークで敵を翻弄、サイドからクロスを入れて勝負。
・つまり、ドリブルで突っかけてくるような危険な奴はおらず、ボールはほとんどパスによって動かされている。
・結論から言うと、大宮は多分この甲府戦を見てかなり研究してたんじゃないか、と感じさせる見事な川崎潰しだったと思う。
・布陣は大宮伝統の4−4−2で、DFとMFの各ラインがフラットなスタイル。前線は森田が張って、トゥットが走る、縦の関係っぽい並び。
・前回見た湘南対大宮戦(こちらを参照)と布陣自体はさほど変化がない。しかし、その動きが全然違っていた。
・今日の大宮は、DFとMFの間がかなり狭く、DFラインも終始かなり高めに保たれていた。
・そんな布陣の中で、川崎が中盤で球を持つと大宮守備陣がするすると寄ってくる。それも2,3人で。前をふさがれ球を持たされてしまい、仕方なく横や後ろにパスが出される。後ろに戻ってしまえば怖くないし、横にパスが出されればさくっとカット。
・上から見ていると、DFとMFの計8人で構成する網の中に、迷い込んだ川崎攻撃陣がひたすらもがきまくっていたといった感じ。
・しかも厄介なことに、その網は川崎攻撃陣の位置に応じてきっちり上下してピンポイントで張りまくっているし。DFとMFの距離がばらけることがほとんどなかった。
・湘南戦のときは、形こそ保たれてたけど、選手が銘々勝手に捕まえようとしてるだけで、個々の網からのがれた虫を逃がさない二の矢、三の矢がなくて穴だらけだった。それが、この日はきっちり修正されていて、川崎虫が攻撃にのがれる場所がなかった。
・対する川崎、パスが何度も網にかかり前へ進めないのに、悲しいかな、その網をひとりで切り裂く力を持つ選手が今日はいなかった。高い得点力はもちろん魅力だが、ひとりで絡みついた網をあっさり取り除ける力を持つジュニとアウグスト。そのどちらも欠けたのは・・痛すぎ。
・一方大宮の3点は、CKからの点が2発と最終盤のカウンターが一発。なにげにきれいに崩した点がない。
・流れの中での大宮の攻めは、守備の網にかかって奪った球を前線に手数をかけずに回し、トゥットの速さと突破力を活かすといった感じ。あとはセットプレー。実はそんなに持っている札は多くはなかったりする。
・しかし、そのセットプレー、特にCKは威力満点でしっかり2点も取られた・・・ここ最近の川崎の失点パターンはセットプレーで相手がいつの間にフリーになってやられるってパターンが多かった。そして、その弱点をしっかりつかれてしまった。2点ともフリーにさせてたしなぁ。
・川崎DF陣は高さはあるが、ポジショニングが良くないんだろうか?
・大宮の流れの中での攻めはカウンター狙いで、川崎守備陣が陣形を立て直さないうちに攻めきっちゃえという形だったから、みんなまとめて網にかかると、後ろのいないこといないこと・・大宮に精度があればかなりやられてたかも。
・終わってみれば、失望感ばかり残る3−0。川崎のサッカーをほとんどさせてもらえなかった。サッカーが出来たのは後半頭の10分くらいか。
・まあ、昇格前の膿だしとするしかないか・・課題とか補強ポイントが軒並み出てきたいいサンプルということで。
・日本人ドリブラーの不在。トップ下を務めた今野はまったく機能せず。球を持っては前を向けず、小柄な体ゆえに容易につぶされ、攻撃の起点になれず。ここで計算できるドリブラーがいれば、そこに相手を引き付けさせられるし、スペースも生まれる。相手の陣形も崩れる。外国人はいつチームを離れるか分からないから、ひとりくらいそういう日本人がいないとやばい。
・サイドのスペシャリスト。サイドを切り裂く、或いは高精度のクロスを上げられる、など色々な個性があるけど、何か一芸に秀でたサイドの選手がいないと。今日は木村がなぁ。代表での加地を見ているようだった・・・おっと、加地クラスなら木村も青いユニを着れるのか。
・前を向く勇気、挑戦心。でもプレースタイル的に今日のメンバーではみんな独力での突破は自信がないからだろうな、球のおしつけ合いっこだった。オレが昇格させてやったとかお立ち台に立てておいしいくらいの気概で、前を向いて欲しかった。・我那覇なんて、なんであんなに戻してばかりいるんだよ!多少強引でも打ってくれ!そういう力はあるんだし。
・セットプレーを確実に守りきる力。なんであんなに簡単に相手をフリーにしちゃうんだろう・・今日はCKに必要以上に恐怖を感じた。
・J1行ったら今のままじゃ通用しないところが多すぎると実感・・・なんて書くと、ほらすぐ足元見るの忘れてると言われそうだけど。
・その他諸々。
・終わってみれば、ジュニ・アウ抜き2連戦は勝利どころか得点すら無し。川崎は外国人抜きじゃ・・と言われても・・・それがホント悔しい。
・後半から久々相馬が登場。ゲームのツボを心得てるって感じ。ベティが左サイドに回ったが、すぐに機能してたしな。頭からその布陣でいってもよかった。
・残り20分くらいで今野・マルクスに代わり谷口・町田が入る。何ゆえ谷口?と思ったら、谷口がCBに入り、左サイドには宏樹!関さん血迷ったか?
・ちなみにノブリン時代には、宏樹に右サイドをやらせたことが極わずかだがあった。機能しなかったけど。
・今野・マルクスの併用は機能しないなぁ。
・川崎の市長さんが「今のままじゃJ1では通用しない。外国人頼みのサッカー」みたいなことを言ったそうじゃないか。このやr・・・グサッ、直球ど真ん中ですよ市長さん。
・さて次は平塚でのゲームだが・・・うちのサイト的には最悪の条件になってしまいました・・どうしよ〜



